わが家は仕事の都合上、上の子を幼稚園、下の子を保育園に入れていました。上の娘には、長い期間登園渋りがあったのですが、そんな娘を救ってくれたのは、まさかの……!?2年以上続いた登園渋りが……上の娘は、2歳になってすぐ幼稚園のプレ保育に通いだしました。最初は楽しく通っていたのですが、段々と登園渋りをするように。年少に上がってからはギャン泣きするほどになりました。幼稚園に着くまではよくしゃべり、ニコニコしているのですが、先生に引き渡す場面になると途端に泣き出すのです。 2歳違いの下の息子は、そのころ保育園に通っていました。息子を保育園に送ってから娘を送る生活をしていたので、毎朝、娘とともに保育園へ登園していました。ある日、息子の担任の先生に「毎日、娘を幼稚園へ連れていくと、引き渡しのときだけ泣くんですよ」と、少し愚痴をこぼしたことがありました。すると、翌日から息子の担任の先生が毎朝、娘と向き合って会話をしてくれるようになったのです。 今までは挨拶と一言、二言ぐらいだったのですが、毎朝娘と同じ目線に立ち、「制服似合ってるね!」、「今日の髪型かわいいね!」などと褒めてくれました。「幼稚園、楽しんできてね!」、「また弟くんのお迎えに来るの待ってるよ!」といろいろな話題を毎日のように振ってくれ、娘もとてもうれしそうでした。 さらにびっくりしたのは、ほかの先生までも出会い頭に一声かけてくれるようになったのです。その後、娘の登園渋りは、私が愚痴をこぼしてからたった1週間で克服してしまいました。 長きにわたる娘の登園渋りは、息子の担任の先生によってあっさり終わりを迎えました。朝の忙しい中、ほかの幼稚園に通う娘に、園全体で真摯に向き合ってくれた保育園の姿勢に感激した出来事でした。著者:横山こなつ地方在住の3児ママ。夫、小4、小2、2歳、犬2匹の5人家族。美容の仕事をしながら育児、美容、ショッピング情報を主に執筆中。
2024年06月02日公園で見かけた迷子らしき男の子。駐車場へ向かって歩いていく姿に危険を感じ、保護しました。管理センターへ連れて行く途中、父親に出会うことができたのですが――。 公園で迷子を発見…5歳の長男と一緒に行った公園で、3歳くらいの男の子を発見。大泣きしながらひとりで「パパ~!」と言いながら歩いているので、すぐに迷子だとわかったものの、周りにいた多くの大人はだれも声をかけようとしません。 私も親がすぐに来るかなと思い、遠目で見守っていたのですが、なかなか現れません。するとその男の子は、どんどん駐車場のほうへ行ってしまったのです。 私は駐車場に行って事故に遭ってしまったら危険だと思い、長男と一緒に男の子を追いかけることにしました。長男は「大丈夫?」「パパいないの?」など男の子に話しかけたり、手をつないであげたりして、落ち着かせようとしていました。広い公園なので管理センターまで距離があったのですが、連れていくことに。 父親が現れた!管理センターに向かう途中、男の子が「パパだ!」と叫びました。父親と思われる男性がゆっくりと前方から歩いてきたのです。男性は子どもの手をとると、私たち親子にお礼をいう訳でもなく、無言でさっさと去っていき……。そのさっぱり加減に私は唖然としてしまいました。 今思えば、駐車場に行こうとしていて危険だったことやずっと泣いていたことなど、詳しく教えてあげればよかったと反省。私自身が心のどこかでお礼を期待していたのかもしれませんが、モヤモヤしてしまった出来事でした。イラスト/ふくふく著者:鬼頭いちか
2024年05月31日父の日のプレゼントを贈ったときのエピソードです。当時、父は病気のため入院をしていました。今なんて…!?遠方のためお見舞いにも行けず、久しく孫に会えていない父のために、少しでも元気になってもらえたらと思い子どもたちの写真と声を録音した写真たてをプレゼントしました。すると、そのプレゼントを見た母が「病院に置くの!?この写真を見た知らない人がかわいいからって連れ去ってしまうかもしれないじゃない!!ダメ!!」と言うのです。 遠方に住んでいるのにそんなことある!?と孫ラブな母の発言に衝撃を受けました。続けて、「かわいいからお母さんが家に飾るわ」と横取りしたのです。そうして、父の日のプレゼントは消えてしまったのでした。 ◇◇◇ 後日、違うプレゼントを用意し父に届けてもらいました。母の孫が好きすぎるあまりに出た珍発言には驚きましたが、少しかわいいと思いました。これからプレゼントを贈るときは、孫グッズは控えようと思いました。 作画/さくら著者:佐藤ゆう40代、2歳・4歳の姉妹の子育てに奮闘するママ。毎日が大戦争です。
2024年05月31日友人に会うため、3歳の息子と一緒に電車に乗ったときのことです。普段電車に乗ることはあまりないのですが、3カ月ほど前に乗ったときは大人しくしていた息子。今回も大丈夫だろうと思っていた私ですが、グズる息子に手を焼き、電車に乗ったことを後悔していました……。 大騒ぎする息子と隣の若い男性電車は少し混雑していて、座席が1つしか空いていませんでした。座席には息子が座り、私は息子の前に立つことに。すると息子の右隣に座っていた若い男性がすぐ「座りますか?」と私に聞いてくれたのです。ありがたく席に座ればよかったのですが、なんだか申し訳なく感じてしまって「大丈夫です」と断ってしまった私。 最初はおとなしく座っていた息子ですが、だんだんと機嫌が悪くなり「お菓子食べたい」と言ったり「早く着いて」と大きな声で騒ぎ出したりしました。私が「電車の中は静かにしようね」と注意すると、息子は「ママなんてきらい!」と言ってさらにヒートアップ。何を言っても「ママなんてきらい!」を連発していました。 隣にいた別の女性が…私が困り果てていると、今度は左隣に座っていた50代ぐらいの女性が「ここに座ってください」と立ち上がり席を譲ってくれました。そして息子に向かって「ママと一緒に座ってね。ママと仲良くしてね」とやさしく言ってくれたのです。息子は小さく頷いて、それからは目的の駅に着くまで静かに座っていられました。 あとから思うと、息子は私と一緒に座りたくてぐずっていたのかもしれません。最初に「座りますか?」と声をかけてくれた男性と、席を譲ってくれてやさしく息子に話しかけてくれた女性には、とても感謝しています。これから席を譲ってもらったときは、たくさんのお礼を伝えて息子と一緒に座ろうと思った出来事でした。イラスト/はたこ著者:田中はぐみ
2024年05月30日3歳の三男が通う保育園で仲良くなったママ友。参観日や送り迎えで会うたびに話すようになり、いつしか頻繁に連絡を取り合う仲になりました。しかしある日、ママ友からあやしいメッセージが届き……? 金銭感覚が違うママ友と…ママ友はお金持ちらしく、いつもブランド服を着ていて、子どもにはバイオリンや英語など複数の習い事をさせています。一般家庭の私とは少し金銭感覚が合わないと思っていたものの、育児の相談をしたりされたりと、いい関係が築けていると思っていました。 そんなある日、ママ友からメールが。明るい調子で「やっほ~! 突然だけど投資とかに興味ない?」という内容です。ママ友は少ない投資額で、かなりの儲けが出るから絶対にしたほうがいいと勧めてきます。「今は生活に困ってないから、しないよ」と断ると、今度は電話が。メールの明るい調子とは打って変わって低い声で「こんなこと言いたくないんだけどさ〜。三男くんの服装いつも安っぽくてかわいそうだなって思ってたんだよね。投資で親の生活レベル上げないと、子どもたちの教育にもよくないし」とクスッと笑いながら言ってきたのです! その様子に私はドン引き……。「三男の心配してくれてありがとう! でも投資はやめとくね」と言い、ママ友の回答を待たず電話を切りました。すると、ママ友は私のことを避けるように。あいさつだけはしますが、以前とは明らかに違います。私もひどいことを言われたので今までのような関係に戻るつもりはなく、気にしないことにしました。 たしかに、生活していくためにお金は欠かせません。だからと言って、無遠慮に他人の家庭の事情に踏み込んで、子どもの服装などに口を出してもらいたくないもの。友だちや身近な人に、自分の金銭感覚・生活感覚を押しつけないようにしたいと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:谷 ふみ
2024年05月30日知り合った当初に化粧品の勧誘をしてきたママ友。その後、ママ友に苦手意識が芽生えてしまい、距離をとっていました。しかし、ある日、子ども会で同じ役員になってしまったのです――。 勧誘されて以来、苦手なママ友次女が小学校に入学して出会ったママ友がいたのですが、化粧品の勧誘を受け、何度も誘われるのでお断りのLINEを送ってから距離をとっていました。ところが、子ども会で一緒の係になることになり、イベントを一緒に担当することになったのです。 やるからには何ごともきちんとしたい私は、どう接していいかわからないながらも一緒に打ち合わせや買い出し、準備を進めることに。 一緒に役員をした結果イベントの準備を進めるうちにそのママ友は、私がやったことに「ありがとうございます!」と常に言ってくれることに気がつきました。私はできることをやっているだけですが、すごく感謝の言葉を伝えてくれるのです。 ママ友も自分ができることはしっかりとしてくれ、スムーズに準備をすることができました。それに対して私も「ありがとう」を伝えるようになり、お互いにほっこり。しだいに私も、あのときの勧誘も仕事だったんだと理解し、断ったことに関してはそのママ友も理解してくれたようで、もう勧誘の話はしなくなりました。 苦手意識を持ってしまい距離をとっていましたが、その人と接しているうちにそう悪い人ではないと思えるようになりました。何も知らずに苦手でいるより、良い面を知ることでうまく付き合えるようになれてよかったと思っています。 著者:松田みさと
2024年05月30日私が第一子を出産したときの話です。片付けの苦手な義母が、出産直後の私に出産祝いを持ってきました。しかし、義母が持って来てくれた出産祝いは、あまりにも衝撃的だったのです―。 衝撃の出産祝いいわゆる『片付けられない女』の義母。義実家の寝室はタンスと衣装ケースで埋め尽くされ、洗面所や階段にまでものが置かれている始末。地震が起きたらヤバいな、という環境です。 何度か片付けてほしいとオブラートに包んで言ってみたのですが、義母にとってはすべて大切な思い出の品だそう。ひとつも捨てられないとのことだったので、私もいつしか説得することを諦めました。 その後、長男を出産し、産院で過ごしていた私たち家族。そこに、義両親が出産祝いを持って車でやってきました。大きな段ボール箱の中に入っていたのは…… あひるのおまる。 もともと白かったであろうそれは、経年劣化で黄ばんでいたのです。 「どうかしら~?」と浮かれる義母をよそに、そのおまるを見た夫は赤くなってプルプル震え、「なんでこんなものを……」とつぶやきました。夫によると、このおまるは夫が小さいころに使っていたものだそう。 当時、夫は30代半ばでしたから、このおまるは30年以上もしまいこまれていた計算になります。 怒りに震える夫に気付いていないのか、「まだまだあるわよ~」と義母。続いて取り出したのは、これまたシミだらけの布おむつ。こちらも、夫が使っていたものだそうです。 夫が「こんなもの、もう捨ててくれ!」と言っても、義母は「洗ったから大丈夫よ」と聞く耳を持ちませんでした。 結局、激怒した夫がおまるも布おむつも段ボールに放り込み、義両親を追い返しました。こちらの意見に耳を傾けず、一方的に押し付けようとした義母への夫の怒りはおさまらず、そのまま私たち夫婦と義両親は疎遠になっていきました。 ものを大事にすることはいいことですし、わざわざ探してくれたのだから、孫への愛情もあったのでしょう。気持ちはうれしいのですが、夫の言う通り、息子に使用したいと思うものではありませんでした。せめて義母が夫の意見を聞こうとしてくれていたら、展開は違ったかもしれません。相手が望んでいないのに押し付けることを私自身もしないよう、気を付けようと思った出来事でした。 イラスト/はたこ著者:さくらはなこ
2024年05月30日私の夫は、私や息子たちの前で頻繁におならをします。夫をマネしてか、6歳の息子も平気でおならをするようになってしまいました。今のところ息子は家族以外の人の前でおならをすることが恥ずかしいと思っているのですが、事件が起こってしまったのです……。 事件は親族の集まりで起こった…実母の還暦祝いのため、子ども6人を含む合計14人の親族で食事をすることになりました。楽しく食事をしていたとき、いきなり「ブッ」とおならの音が。おならをした人がだれも名乗り出なかったため、子どもたちによる犯人探しが始まってしまいました。 真犯人は夫だったのですが、あろうことか夫は冗談で息子がしたと嘘をついてしまったのです。子どもたちも息子のおしりのにおい嗅いで「くさーい!」と事実とは異なることを言い出してしまい……。 おならをしてもいないのにいきなり犯人にされた息子は、泣き出してしまいました。結局、泣き出した息子を見て悪いと思ったのか、夫は自分が犯人だと白状しました。 夫が恥ずかしいと思うのはわかるのですが、恥ずかしがりやの息子のせいにするのはやはり冗談でも間違いです。さっさと「おならをしたのは自分です」と言っておけばよかったのに……。 大人にとってはちょっとした冗談のつもりでも、子どもにとっては冗談にならないこともあるということがよくわかった出来事でした。自分がされて嫌なことは、いくら子どもにでもしてはいけないと改めて学んだ夫でした。イラスト/ふくふく著者:鬼頭いちか
2024年05月30日6歳の息子は気管支が弱く、風邪を引くと必ず咳が出るタイプ。解熱後も咳だけが長引き、咳込んで嘔吐してしまうこともしょっちゅうあります。かかりつけの小児科でも、そのことを相談しており、最近は漢方を処方してもらうことで、どうにか対応できていました。しかし、同じ対応でなかなかよくならないことがありました。ママ友に相談すると、驚きの展開になり、思いもよらぬ病名が判明したのです――。 長引く咳2024年の1月末に息子が発熱。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは陰性でしたが、いつものように咳がひどく、嘔吐もありました。しかし、小児科で漢方を処方してもらうことで、次第に解熱し、咳も減少。終わったころに、娘と私が発熱。 毎度ながら繰り返される看病生活と自分の体調不良に心が折れそうでした。ですが、「来週くらいにはみんな元気になっているだろう」と思うようにし、できるだけ前向きに思うようにしていたのです。 しかし、娘と私が完治したころに再び息子が発熱。今回はさらに咳がひどく、夜寝付けないほどだったため、私はすぐさま息子を連れて小児科へ。いつもと同じ漢方を処方してもらったので、「これでひと安心!」と思いました。 しかし、息子の咳は1週間経っても良くならず、再度小児科を受診。今度は別の漢方薬を処方してもらいましたが、息子の咳が治まることはありませんでした。 病名が判明!どうすべきか悩んでいたところに、私は近所のママ友と遭遇。息子の現状を話すと、「咳だったら耳鼻咽喉科に行ってみたら?」とアドバイスをもらいました。さっそく受診すると、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)と診断されたのです。蓄膿症は副鼻腔に膿がたまることで鼻が詰まったりするのだそう。たまった鼻水がのどに落ちてイガイガしていたのでしょう。鼻水はほぼ出ていなかったので、私は目から鱗! 幸い蓄膿症の薬がすぐ効いて咳は治まり、息子は元気になりました。 耳鼻咽喉科には、今まで一度も連れて行ったことがありませんでした。私は自分の視野の狭さを反省。次回からは耳鼻咽喉科への通院も選択肢に入れて、子どもたちの看病をしようと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/蓬田あんころぴぷぺ著者:都 うめこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月30日自宅から車で1時間の所にある義実家へ、3歳の娘を連れて訪問したときのことです。義母は娘のために、かわいらしいクマのぬいぐるみを買ってくれていました。娘は大変気に入って離そうとしません。そうこうしているうちに帰宅する時間になり、クマのぬいぐるみを持ち帰ろうとすると、義母が「持ち帰ったらダメ」と言い出したのです――。 「プレゼントは置いていきなさい」と義母…帰る準備を始めた私は、娘にプレゼントされたクマのぬいぐるみを持ち帰ろうとしました。すると、義母が私に「ぬいぐるみは持ち帰らないで」と言うのです。私は、娘がプレゼントされたものなのに……?と困惑しました。 すると義母は「大事な孫がぬいぐるみを気に入ってくれてうれしいわ!おばあちゃんの家にぬいぐるみがあれば、またすぐに遊びに来てくれるわね。これからは、孫のプレゼントは全部、私の家に置いておきましょう!いいわね?」と私に言いました。 そのとき、娘も当然のようにぬいぐるみを抱え帰ろうとしていたのですが、義母は娘に「このぬいぐるみは、おばあちゃんの家のぬいぐるみなの。持って帰ったらだめよ。ぬいぐるみに会いたかったら、おばあちゃんの家に来ればいいわ」と発言。 娘は、ぬいぐるみを持ち帰れないことを知り激しく泣き始め、なかなか涙が止まる気配がありません。 泣き止まない娘を見て義母は私や夫が抱っこしてなだめても泣き止まず、吐きそうになるまで泣き続ける娘をしばらく見ていた義母は「仕方がないから、ぬいぐるみを持って帰りなさい……」とポツリと言いました。ぬいぐるみを持って帰れるとわかった娘は泣き止み、自宅に帰ることに。 今回の義母の行動は、孫に義実家に早く遊びに来てほしい気持ちから来るものでした。しかし、娘はせっかくプレゼントされたぬいぐるみを自宅に持ち帰ることができないと知り、大号泣する事態に。このようなことが起こらないよう定期的に義実家に訪問し、娘の顔を義母に見せ、孫との触れ合いの時間を作っていこうと思いました。 著者:神崎 ハナ
2024年05月29日幼い子どもを2人連れて、賃貸アパートから賃貸一戸建てに引っ越したわが家。郊外の自宅前は田んぼが広がる自然が多い土地。そんな環境での子育てのスタートに胸を膨らませていました。しかし、ご近所の方にあいさつ回りに行ったとき、高齢者の言葉にご近所付き合いが不安になってしまいました……。 順調に進んだあいさつ回り引越し2日後。あいさつ回り用のお米5合の粗品をいくつか持って、4歳の娘と2歳の息子と一緒にご近所へ出かけました。 数軒を回り、どの方も子どもたちを見て笑顔を見せてくださり、あいさつ回りは順調に進んでいました。次は3軒隣のお家へ。郊外らしい大きな敷地から出てきたのは、70代くらいの女性でした。 高齢女性からの苦言…私はその女性に、これまでと同じように引っ越しのあいさつをし、粗品を娘から手渡しました。すると、その女性は苦笑いを含め、「どうもありがとう。まぁ、うちは農家だからお米は有り余っているけど」と言いました。私は戸惑いつつ「気が回らず失礼いたしました」と頭を下げると、「いいのいいの」と言う女性。 私が家の場所を伝えると、その女性はこう言いました。 「あの家? なんであんな形の家にしたんだか。風も抜けないだろう。うちは窓がたくさんあって夏もエアコン要らずだわ」 わが家はコの字型の家でした。 賃貸とはいえ、気に入って選んだ家をそう言われては、良い気分ではありません。しかし、最初のあいさつで人間関係を崩したくないので、私は「ええ」とだけ答え、子どもの話題を少しした後、その場を立ち去りました。 新たな気持ちで新生活をスタートさせようとした矢先に、このような出来事に少し気持ちが落ちてしまった私。今はその女性と顔を合わせても、あいさつをする程度。私は気持ちを切り替えて、どこに引っ越しをしたとしても自分とは違う価値観の方はいると思い、今は前向きな気持ちで過ごしています。 著者:下園ひかり
2024年05月29日子連れ旅行中、わが家は高速道路のパーキングエリアであり得ない事件を起こしてしまいました――。 子どもが泣いてパーキングエリアへ上の子が5歳で下の子が0歳のとき、家族4人と祖父母の計6人で車で旅行をしました。乳幼児連れの旅行は、荷物も多くバタバタしているため、想像以上に大変! 荷物の忘れ物はないか、何時に集合してどこに行くかを大声で確認しあって、前日から嵐のような大騒ぎでした。 旅行2日目、高速道路でのドライブ中に次女がぐずり、大声で泣き出しました。おむつをチェックするために、最寄りのパーキングエリアに車を停め次女の様子を確認。案の定おむつが濡れていたのでおむつを替えたり、ついでにおっぱいをあげたりと、私は大忙しです。 その間に祖父母に長女をトイレに連れて行ってもらい、夫は長女のおやつを買いに行き……と、各自バラバラに用事をこなしました。 まさかの事件に大パニック!次女も泣き止み一安心し、さあ、次の目的地に向かおう!と、夫は車を発進させました。しばらく和気あいあいと喋っていたら、一番後ろの後部座席で長女がいきなり「ばーば!」と大声で叫びました。 何事かと振り返ると、長女の隣にいるはずの祖母が、どこにもいない! なんと、車に祖母を乗せ忘れたまま出発してしまったのです。わが家のワゴン車は前・中・後ろの3つにシートに分かれていて、一番後ろの長女と次女が見えづらく、乗車確認を怠ったまま出発してしまったのでした。 急いで祖母に電話をして、高速に入り直してパーキングエリアに迎えに行き、平謝り!祖母は笑って許してくれましたが、バタバタしていたとはいえ、まさか大事な家族を乗せ忘れてしまうなんて……。思い込みは思わぬ事故や事件を招くのだと、思い知った出来事でした。この事件後、わが家では必ず出発前に乗車確認を行うようになりました。 著者:大野肉美
2024年05月28日昨年、わが家の庭で夫の友人家族とバーベキューをしていたとき、友人の子どもが嘔吐してしまいました。そのときの友人の対応の仕方に、私は非常にモヤモヤしてしまったのです……。 仲の良い友人家族夫の友人家族がわが家に遊びに来てくれて、バーベキューをすることになりました。その友人家族とは以前から交流があり、一緒に旅行へ行ったこともある仲です。子ども同士も小学校低学年と同年代ということもあり、仲良くしていました。 当日、みんなで準備をして食べ始めて少したったころ、友人の子どもに異変が起こりました。突然「気持ち悪い……」と言って、その場で吐いてしまったのです。外だったことや誰にもかからなかったこともあり、掃除はラクだったのですが、気になるのは友人の子どもの体調です。 友人の驚きの対応幸い友人の子どもは吐いてしまった後はケロッとしており、熱はありませんでした。ですが大事をとって家の中で横になることに。すると友人夫婦は「顔色も悪くないし大丈夫そうだね! よろしく〜」と言って、子どもを置いたままバーベキューをしに庭へ出て行ってしまいました。 私も「え? よろしくって、私がそばにいるの? 心配じゃないの?」と思いましたが、友人の子どもを置いてそばを離れることはできず、諦めて家の中で見守っていました。その後30分ぐらい様子を見ましたが回復し、遊びたい!とのことだったので一緒に庭へ戻りました。そこでも友人夫婦は「もう回復したの? よかったね〜」と……。体調が良くない子どもを人任せにしてしまう友人夫婦に、なんだかモヤモヤしてしまいました。 バーベキューが終わったあと夫にも相談したのですが、離れている間子どものことを心配する発言はなかったそうです。子どもに対する考え方が違うのだと感じる出来事でした。その出来事以降、忙しくなったこともあり、友人家族とはだんだんと疎遠になってしまいました。さまざまな感覚の人がいますが、自分たちもしっかりとした考えを持って子育てに向き合っていこうと思います。 著者:高山ななみ
2024年05月28日長男を出産したときの話です。友人から出産祝いが続々と贈られてきたのですが、予期せぬ驚きの展開になったのです……。 まさかの出産祝い最も親しくしている3人の友人から、それぞれ出産祝いを受け取った私。最初の箱からはバスタオルセットが出てきました。これからタオルはたくさん必要になるので、うれしかったです。 しかし、2人目のプレゼントもまったく同じバスタオルセット。そして、3人目からもまったく同じバスタオルセットが届いていたのです! 届いたバスタオルセットは、なんと色まで一緒。同じものが3セットあるので、1セットだけ使うことにして、残りは実家と義実家にあげることに。 友人たちは示し合わせたわけではなく、それぞれネットのランキングで人気の高いものを注文してくれていたようです。まさかまったく同じものが届くなんて……。 私の出産祝いの件は、今では笑い話になっています。しかし、それからは友人同士でプレゼントを贈る際は事前に情報共有をしてかぶらないようにする、というルールができました。気が置けない友人たちだからこそ、本当にほしいものをプレゼントしたいと思っています。 イラスト/はたこ著者:八木まこ
2024年05月28日私の両親にとっても、義両親にとっても初孫である長男。生まれたときは双方とても喜んでくれていたのですが、ある日、義実家を訪ねたとき、義母が耳を疑う発言をしたのです……。 呆れた理由で義母激怒すくすくと成長し、だんだんと言葉を話せるようになってきた息子。「まんま」や「わんわん」、「ママ」「パパ」に加え、他の言葉も言えるようになってきたころのことです。 実母は「早く私のことも『ばあば』って呼んでほしいわ~!」と言って、一生懸命長男に「ばあば」と教えていました。その指導のかいもあって、長男はすぐに「ばあば」を覚えました。 実母がたいそう喜んでくれたので、私は義母の写真を見せ、息子にもう一人の「ばあば」を教えました。義母も、実母と同じように喜んでくれるだろうと思っていたのです。 しかし、息子を連れて義実家を訪ねたとき――。 息子が義母に「ばあば」と言うと、義母は血相を変えて「私、おばあちゃんだなんて、まだ呼ばれたくないわよ!」と言ったのです。 息子は突然義母に怒鳴られ、驚いて泣き出してしまいました。まだ「おばあちゃんだなんて……」とブツブツ言っている義母から息子を遠ざけ、なだめるので私は必死でした。 ちなみに、実母と義母は同い年というのもあり、私は2人の違いに驚いてしまいました。 息子もいきなり怒鳴られたのが怖かったようで、それから義母に対して「ばあば」と言うことはありませんでした。 義母に息子のことを頭ごなしに否定されたことで、当時の私はかなり腹を立てていたように思います。しかし、その後も義母はまた息子をかわいがるように。本当に「ばあば」と呼ばれたくなかったのか、単に虫の居所が悪かったのか、いまだにわかりません。その後は義母が気にしそうな年齢に関係する話を避けるようにした私。それが良かったのかわかりませんが、今は良好な関係を築いています。 イラスト/きりぷち著者:まみ
2024年05月28日娘とスーパーにいるときに、見知らぬ女性に声をかけられたのですが、それは耳を疑う言葉でした。その場は何とかやり過ごしましたが、突然言われたその言葉に怒りが収まりませんでした……。 スーパーで見知らぬ女性に話しかけられたこれは娘が2歳のときの話です。普段通り娘とスーパーへ行き、会計を終え袋に荷物を詰めていると、70代くらいの女性に声をかけられました。女性に「ねぇ、あなたの娘さん、かわいいわね。何歳なの?」と聞かれ、「2歳です」と答える私。 女性は「2歳なのね。おめめもぱっちりしてて素敵だわ」と言いました。ここまではやさしい女性だなと感じ、ありがたかったのですが、次の瞬間この女性の放った一言にわが耳を疑いました。 まさかの一言に絶句!「でも、この子、鼻が惜しいわね。鼻がもう少し高ければいいのだけれど…… 」。なんとその女性は、あろうことか娘の鼻に難癖を付けてきたのです。私は怒りが込み上げました。娘はポカンとした表情。私はふと我に返り、必死に笑顔を作り「ふふふ、そうですね」とその場をやり過ごしました。 家に帰ってからも怒りは収まりません。言い返したかったけど、赤の他人に言い返す勇気がなかったのです。その日はモヤモヤして眠ることができませんでした。 あれから早9年。娘は今年11歳になりました。娘は当時のことなどまったく覚えていません。娘は今、自分からやりたいと始めたピアノにダンスにバレエに打ち込んでいます。毎日楽しそうに何かに打ち込む姿はキラキラ眩しいです。 あれ以来その女性に会うことはありませんが、あのときモヤモヤしていた自分に「大丈夫! 他人から言われた言葉に悩むことはないよ!」と言ってあげたいです。 著者:斉藤あゆみ
2024年05月26日私には7歳、4歳、1歳の子どもがいます。ある日、初めて私ひとりで子ども3人を連れて実家に帰省することになりました。すると電車の中で、子どもたちがぐずり始めました。さらに、ハプニングまで……。すると近くにいた高齢女性が声をかけてきたのです――。 声をかけてきた高齢女性一番下の1歳の子を抱っこひもに入れ、あとの2人と手をつないで電車に乗った私。1歳の子がぐずるだけでも大変なのに、上の子どもたちも「トイレに行きたい」「のどが渇いた」などと騒ぎ、いつも以上に手がかかりました。まだまだ先は長いというのに、私はもうへとへと。 そしてとどめを刺すかのように、ハプニングが私を襲ったのです……。 「ぼたぼたぼたぼた……」 なんだか近くですごい量の水が落ちる音が。遅れて、私のおなかのあたりがじんわりとあたたかくなってきました。 1歳の子のおしっこがおむつから漏れてしまったのです! 早く拭かないと!と思いながらも、あまりの出来事に、周りの人に申し訳ないやら、恥ずかしいやらで私は一瞬動けずにいました。すると隣にいた高齢の女性が「ちょっとあなた……」と声をかけてくれました。 そして「大丈夫?」と言って、ティッシュで床を拭いてくれたのです。ほかにも自分のハンカチを差し出してくれたりする方もいて、周囲の方たちが助けてくれました。 あのとき居合わせた方々には感謝してもしきれません。とんだハプニングに見舞われましたが、人のあたたかさを感じられた帰省となりました。今後はおむつ漏れ対策をもっとしっかりしようと思います。 イラスト/海乃けだま著者:栗本みずき監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月25日うちの子どもたちが小学生だったころの話です。同じ学区の子ども会の役員だったAくんパパとBちゃんママの仲がまことしやかにささやかれはじめたのです……。 衝撃の不倫子ども会のボウリング大会や夏祭りの打ち合わせ、物品の買い出しなどの理由で、率先して車を出していたAくんパパ。そして、専業主婦で時間があるからと言って、Aくんパパのお手伝いを積極的にしていたBちゃんママ。 そういうことに疎い私でも、「2人の距離が近すぎる」と思うほどの親密さでした。周囲の人たちも2人のわかりやすい態度を見てとっくに気付いていたらしく、噂はあっという間に広がってしまいました。 かわいそうなのは2人の子どもたちでした。学校内にも噂が広まってしまったらしく、AくんとBちゃんは2人とも学校に行き渋るようになってしまったのです……。 それでもAくんパパとBちゃんママの仲はますます深まっているようでした。そして噂はついに、Aくんパパの義理の父のもとまで届いてしまったそう。Aパパは地元名士の入り婿だったのです。事情を知ったAくんパパの義父は、Aくんパパを問いただし、事実を確認。やはり真っ黒だったようで、しばらくして地元でAくんパパの姿を見ることはなくなりました。 一方のBちゃんママは、新築の家から追い出されてしまいました。Bちゃんママが「だってAパパのこと好きになっちゃったんだもん!仕方ないでしょ!」と玄関の前でわめいているところを見かけた人は1人や2人ではありませんでした。 結局、AくんパパとBちゃんママのせいで、Aくん家族とBちゃん家族はばらばらに。そもそも不倫自体がいけないことなのですが、よくこんな狭い地域で……と思ってしまいました。 本当に子どもたちが気の毒でなりません。自分の恋心よりも、親心を優先させるべきだと思いました。子どもたちの新しい生活が、少しでも平和で穏やかなものになることを願うばかりです。 イラスト/はたこ著者:かみくらさくら
2024年05月25日ママ友が家に遊びに来たときの話です。帰るころに雨が降り出したので、車でママ友をおうちまで送っていくことにしました。「ありがとう!」と言いながら助手席に乗り込んだママ友でしたが、このあと車内の雰囲気が最悪になる出来事が起こったのです……。 常識でしょ!?いざ車を出そうとしたとき、ママ友がシートベルトをしていないことに気づきました。 「シートベルトしてね」と声をかけると、「大丈夫だよ!」とママ友。私の頭の中はハテナでいっぱいに。シートベルトをしないなんて、大丈夫なわけがありません。ルール違反であることはもちろん、何よりもしも事故にあったときのことを考えても、とにかく大丈夫ではないのです。 その後も「シートベルトして」「大丈夫!」とのやり取りを数回繰り返しました。「運転手の私の違反になるから、シートベルトしてよ!」と言うと、しぶしぶながらもようやく従ってくれました。 車内の雰囲気は最悪でしたが、私はそのままママ友をおうちまで送り届けました。 車に乗ったらシートベルトを締めることは道路交通法で義務化されていますし、私にとっては常識だったのでママ友の言動にはとてもびっくりしました。 その後、常識が通じない人なのだろうかと思ってしまい、なんとなくそのママ友とは個人的に会うことは控えてしまうように。子どもを通じて知り合ったママ友たちは、地元や大学の友だちとは違い、お付き合いが浅めです。今回のことで、私が知っているママ友の姿は一部なのかもしれないと思うようになりました。コミュニケーションを重ねて少しずつお互いのことを知って、信頼関係を築けたらいいなと改めて思った出来事でした。 イラスト/海乃けだま ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:井本桜子
2024年05月25日末娘が幼稚園のときの話です。親子遠足で仲良くなったママ友に、「今度遊びにおいで」と言われた私たち親子。娘たちも意気投合していたので、後日遊びに行く約束をしました。そして、当日。「いらっしゃい!」と迎えてくれたママ友。お茶を飲みながらしばらく雑談をしていたのですが、思わぬ展開になってしまったのです――。 勧誘ママに園長のひと言ママ友が何やら取り出してきました。それはアロマのパンフレット。実は、ママ友はそのアロマのセールスウーマンだったのです。 状況が飲み込めていない私に、まくしたてるようにアロマのすばらしさを説くママ友。その日はやんわりと断り、娘を連れてそそくさとママ友宅を後にしました。 しかし、その後もママ友は「今割引期間中だよ!」などと、しつこくメールで営業をかけてきました。はじめのうちはやんわりと断っていた私ですが、そのしつこさにいらだって、いつしか「いりません」ときっぱり言うようになっていました。 あるとき、他のママ友にそのことを相談したら、そのママ友も被害に遭っていることが判明。話を聞くと、どうも例のママ友は手当たり次第に「うちに遊びに来て」と言ってはアロマを売りつけていたようです。 その後――。 幼稚園のPTA総会で、園長先生から「アロマオイルのセールスで保護者のみなさんに迷惑をかけていらっしゃる方がいるというお話をうかがっています」「園では対処しきれないため、あまりにも被害が深刻な場合は警察にご相談ください」とお話がありました。 この園長先生の一言で、例のママ友は少し気まずそうな雰囲気に…。その後、セールスは控えるようになったようです。 私はきっぱりと断っていましたが、中には断り切れず、泣く泣く購入してしまったママさんもいたそう……。ママ友選びは慎重にしないといけないな、と改めて感じさせられた出来事でした。 イラスト/きりぷち 著者:大山芳子
2024年05月24日実母と仲が良く、毎日のように電話やメッセージのやり取りをしている私。一方、義母とはあまりソリが合わず、喧嘩まではいかないものの距離を置くようにしていたのですが……? やらかした!私のスマホに、義母から画像付きのメッセージが。 「誕生日プレゼントは、このバッグをよろしくね」 ハイブランドのバッグのおねだりメッセージに、私はうんざり。義母は何かあるたびに、私たち一家にこうして物をねだってくるのです。 私の愚痴を受け止めてくれるのはいつだって実母。いつものように義母からのメッセージのスクショを撮り、「本当にいつも高いものばっかりねだってきて困る」と一言添えて、メッセージを送りました。 しかし、私がメッセージを送ったのは実母ではなく、義母。いわゆる誤爆をしてしまっていたのです! 慌ててメッセージを取り消しました。まだ既読がついていなかったのが不幸中の幸いです。 メッセージや画像を取り消したことは相手にもバレてしまうので、「間違えて変な写真を送っちゃってました~!」とフォローの一言を添え、「このバッグいいですよね!」とだけ返しておきました。 その後――。 義母からは「変な写真ってどんな写真?」「なんで間違えたの?」などと突っ込まれましたが、のらりくらりとかわし続けました。 電話でこの1件を報告すると、実母は大笑い。笑い話で済んでよかったとは思いますが、義母との関係にさらにヒビが入るところでした。 それからは、送信先を3回くらいチェックしたうえで、送信ボタンを押すようにしています。 イラスト/きりぷち著者:林まなみ
2024年05月24日双子の息子たちをかわいがってくれる義母は、会うたびに「2人だけでうちに泊まりにおいで」と言ってくれるのですが、心配なので子どもだけで泊まらせたことはありませんでした。そんな息子たちが小学生になったので、2人だけで義実家に泊まらせてみることに。しかし、2人が帰宅後、私は後悔することになったのです――。 お泊りさせたことを後悔した理由息子たちがにこにこで義実家から帰ってきたのでさっそく話を聞くと、驚きの連続だったのです……。 「おばあちゃんが寝る直前までお菓子やアイスをくれた」とのこと。「歯磨きはしたの?」と尋ねてみると、どうやら歯磨きもせずに寝たのだそう。 呆れた私が「遊び疲れて、早く寝ちゃったの?」と言うと、「寝たのは夜中の1時だよ!」と双子。夜中の1時に寝たことも、その直前までお菓子やアイスをあげていたことも衝撃で、私はしばらくぽかんとしてしまいました。 たまのお泊まりで少し羽目を外すくらいなら多めに見ようと思っていましたが、さすがに深夜1時まで小学生を遊ばせているのは言語道断だと感じ、正直泊まりに行かせたことを後悔しました。 一方、私にうるさく言われることなく義実家でやりたい放題をしてこれたことが楽しかったようで「またおばあちゃん家に泊まりに行きたい!」と言う双子たち。そして義母も双子たちと過ごせて満足な様子です。双子も義母もうれしいなら、たまになら特別な時間があってもいいかなとは思い直し、間をとって、しばらくはお泊まりの回数をセーブしてよい関係を作っていこうと思いました。もちろん双子には寝る前の歯みがきは約束させ、義母にはもう少し早く寝かせてほしいことは伝えるつもりです。 イラスト/はたこ著者:にゃんママ
2024年05月23日私にはママ友Aとママ友Bがいます。どちらとも仲が良く、ご飯に行ったり飲みに行く仲でした。AとBは会えば挨拶するような仲だったようです。こんな近くで不倫が…2人の子どもと私の子どもは同じ学年で、AとBの子どもたちはスポーツ少年団が同じでした。ある日、Aから「実はBの旦那さんとスポーツ少年団の送迎で話すようになって、不倫関係になった」と聞かされました。巻き込まれたくないのでBにはもちろん黙ってました。1年くらいは関係が続いていたようですが、結局Bにバレて示談書を交わして関係は終わったようです。 修羅場だったようで、夫婦同士で集まり4人で話し合ったとAから聞きました。お互いに他人に言わないという誓約書を結んだそうなので、私が知っていることはもちろん言えないし、私も知らないふりをしています。今でも学校行事で双方の夫婦は顔を合わせることがあるので、私は1人遠くから見て気まずいだろうなと思っています。 ◇◇◇ AもBも同じ学区内、小学校も中学校も同じなので、不倫発覚、解消後もあちこちで見かけたり、顔を合わせることもあったようです。不倫発覚後は事情を知ってるからそう見えるのかもしれませんが、お互いにわかりやすいほど避けてる感じがしました。サレ妻になったBは見るからに精神不安定な感じで可哀想でした。不倫はいけないことですが、生活圏内ではもってのほかだと思いました。 作画/さくら著者:ぴこ30代、中学生と小学生の母。会社員で営業をしてます。趣味はYouTube。
2024年05月22日お迎えや参観などで顔を合わせば、いつもにこやかに話しかけてくれるYちゃんママ。ある日、お茶に誘われ行ってみると、Yちゃんママの質問攻めに「そんなことまで聞く!?」と困惑し疲れてしまった話です。 ママ友の質問長女の幼稚園で、いつも笑顔で好印象のYちゃんママ。卒園後の小学校も同じで、顔を合わせれば少し他愛もない会話をする程度でした。ところが知り合って5年目、長女が小学2年生のころ、初めてお茶に誘われたので行ってみることに。 最初は幼稚園のころや小学校についての話を和気あいあいとしていました。その流れからだんだん勉強の話、中学受験の話になり、「Aちゃんは受験をするからこの塾に行くんだって」「Bくんはパパが弁護士で教育熱心だから受験を考えてるけど、入塾テストが悪かったらしい」というような話になり、受験を考えていなかった私にとっては驚きの連続でした。 すると、Yちゃんママが「旦那さんはどんなお仕事をしてるの?」「なんていう会社? 大学とか行ってたの?」とデリケートな内容の質問攻めを始めたのです。「何か嫌だな」と思い、「どこにでもいる一般的な会社員よ」とだけ答え、話題を変えました。 後日、その話を仲の良いママ友に相談すると、驚きの事実がわかりました。 Yちゃんママは中学受験を考えていて、いろいろなママ友に旦那さんの職業を聞いて、その職業で受験をするかしないかを何となく判断し、お付き合いをするのか決めていると言っていたのだそう。相談した仲の良いママ友や他にも何名かが、Yちゃんママから同様の質問攻めにあったと聞き、あっけにとられました。 そのお茶会からYちゃんのママと連絡を取ることはなく、参観などで会っても手を振る程度に。Yちゃんママから質問攻めにあうこともなければ、誘われることすらなくなりました。ママ友の話が本当ならば、わが家の夫は弁護士などでなく普通の会社員だから長女は受験はしないもの、とYちゃんのママは判断して、お付き合いをする必要がないと思われたのかもしれません。 当時は複雑な感情で、突然疎遠になってしまったことを残念に思いましたが、いろいろな考えの人がいるのだと知る機会になりました。そして、ママ友に限らずですが、私自身は誰とでも分け隔てのないお付き合いをしていきたいなと、改めて感じた出来事でした。 著者:石井ゆうき
2024年05月22日子どもが生まれたばかりのころの話です。実家に里帰り出産していた私は、子どもをしっかり寝かしつけてから急いで入浴していました。私が入浴している間、子どもを見てくれていたのは実の母だったので安心していたのですが、突然、耳を疑う言葉が聞こえてきたのです――。 実母の知らなかった一面お風呂に入っている間に子どもが泣き出すと、母がお風呂場のドア越しに「早くお風呂から出てきなさい!」「あなたの子どもが泣いてるのよ!?うるさいし迷惑でしょ!」とキレていたのです。 それも1回や2回ではありません。子どもの泣き声以上に怒鳴り散らす母を見て、早く我が家に帰りたくなりました。 育児経験のある母ですし、私自身はかわいがってもらったように思っています。けれども血のつながった孫のことはわが子でないからか、かわいくないのかなと思いました。息子をうっとうしそうに見ているだけの母を見て、私はとても残念な気持ちに……。 その後――。 母は私の子どもと会うことは嫌がることはありません。しかし、子どもの目の前で「子どもがいるからあれができない」「子どもがいるとうるさい」と言うのです。おそらく、母はもともと子どもが嫌いなのでしょう。 子どもが傷つかないように、母と子どもを2人きりにはしないようにしています。「何か手伝おうか?」という母の申し出には、子どものお世話ではなく、母の得意な家事をお願いするなどして、良い関係を保つよう心がることに決めました。 イラスト/海乃けだま 著者:ひらちまゆこ
2024年05月21日初めての子どもが生まれたときのことです。当時、独身だった友人から出産祝いが送られてきました。出産したことは伝えていたものの、まさかプレゼントをもらえるとは思わず、一気に舞い上がった私。しかし、届いた贈り物を見て戸惑ってしまったのです……。 友人からの出産祝い友人が贈ってくれたものは、乗って遊ぶタイプの大きなおもちゃでした。「よかったら使ってね!」とメッセージをもらったのですが、対象年齢は3歳~となっており、新生児のわが子が使えるのは当分先。そしてベビーベッドやベビー服収納などで居住スペースはすでに圧迫されていたため、部屋には置いておくスペースがありません。 もちろんお祝いの気持ちにはとても感謝していますし、贈ってくれたことがとてもうれしかったのですが、扱いに少し困ってしまったのも率直な感想です。 そして、悩んだ結果、好意でもらったものだからと、夫と相談して対象年齢になるまで押し入れの奥にしまっておくことに。およそ3年後――。 子どもが遊べる年齢になったのと、ベビーベッドなどがなくなって部屋にスペースができたので、押し入れから取り出しました。けれども子どもが乗って遊んでくれたのは、たったの2~3回程度。すぐに飽きてしまい、その後は見向きもしなくなってしまいました。 友人には大変申し訳ない気持ちでしたが、綺麗な状態のうちに欲している人の手に渡るようにと思い、そのおもちゃはフリマアプリに出品することに。 好意でもらったプレゼントだからこそ、扱いに困ることがあるということを身をもって体験しました。それからは、誰かにプレゼントを贈る際は「何がいい?」と聞くようにしています。消耗品にしたり、ギフトカードにしたりするのも良いかなと思っています。 イラスト/きりぷち著者:加藤絢香
2024年05月20日4年前に結婚のためフランスに移住した私。夫同士が幼なじみで、近所に住んでいるあるママ友は、移住当初からよくしてくれていました。しかし、キャラも違い言葉の壁もあって、どう付き合えば良いか悩んでいたところ、1年半ほど音信不通に。偶然会ってもあいさつ程度でほぼ交流がありません。そんな中、共通の知り合いの結婚式に呼ばれた私。なんと、披露宴でママ友と同じテーブルになってしまったのです……!やさしくしてくれるママ友移住当初、私はフランス語もできない上に家族も知り合いもいなくて、近所に住んでいる夫同士が幼なじみのママ友が唯一頼れる存在でした。移住してすぐ妊娠し、育児に何を買って揃えたらいいのかわからなかったとき、そのママ友はすぐに自宅にある使用していない育児用品一式を、私に持ってきてくれたのです。 そのやさしさはとても助かったのですが、もともと見た目もキャラも違う上、言葉もわからなくて、私自身はどうやって彼女と仲良くなればいいのか悩んでいました。 さらに距離ができる私とママ友そんな中、私が苦手だと感じていることが彼女に伝わったのか、会う機会がだんだん減っていき、気づけば音信不通に。しかしある日、私の住んでいる地域のお祭りで、ばったり彼女に出会ってしまったのです。 でも、彼女とはあいさつ程度で、彼女の夫と少し話したぐらい。再度「やっぱり苦手だな。彼女も私を避けている」と感じ、もうあんまり会いたくないとさえ感じました。その後もあるイベントで顔を合わせたけれど、私も彼女もお互い話そうとはしませんでした。 気づけば意気投合それから数カ月後、彼女一家も来る予定の知り合いの結婚式に、私は家族で参加しました。その披露宴でまさかの同じテーブルに! 私はなんだか気まずさもあって「最悪!」と、つい思ってしまいました。 しかし、実際披露宴が始まってお酒が入るとなんとなくお互い会話をし始め、気づけば子育ての中での夫への不満で意気投合! 2人で大盛り上がりしたのです。それから、ようやくお互いの壁がなくなり、今では近所に住む仲良しのママ友の1人となりました。 苦手意識のせいで、音信不通になっていたママ友と私。私のフランス語が上達したことと、顔を合わせてゆっくり会話をする機会がもてたことで、お互いを理解し合うことができました。結婚式のおかげで大事なママ友が1人増えて、よかったなと思っています。著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2024年05月20日とあるママ友の話です。そのママ友はYouTuberをしており、常にスマートフォンで動画を回していました。子ども同士の仲がよかったので、それなりに付き合いを続けていたのですが、ある日、5歳のわが子がSNSにアップされていることに気が付きました。驚いたのはそれだけではなく……。 ママ友の反論そのママ友は私に断りもなく、いつも子どもたちが遊ぶ様子を撮影していました。ふと不安になり、そのママ友の動画をチェックしてみると――? そこには、うちの子どもの顔がしっかりと映っていたのでした。慌ててほかの動画もチェックした私。幼稚園で撮影された動画では、他のお友だちの顔や、名札までもがしっかりと映り込んでいました……。 無断で撮影されたうえに、名前もわかる状態でアップされていたことに腹が立ちました。 その後――。 私はそのママ友に猛抗議。しかし、ママ友は「何がいけないの?」「子どもたちだって動画に出られて喜んでいるじゃない」と反論。 結局、「うちの子は映さないで」という私の頼み込みに、ママ友がうなずくという形でこの一件は終わりました。そこから、そのママ友とはだんだん疎遠になっていきましたが、子どもたちを危険に晒してまで付き合いたいとは思えませんでした。 子どもたちには、不特定多数に自分の情報が公開されてしまう恐ろしさを教えていこうと思っています。 誰もがスマートフォンを持ち、動画を簡単に撮れるようになった時代だからこそ、危険性をしっかり教えるべきだと私は考えています。加害者にも被害者にもならないように、子どもたちとスマートフォンやSNSに関するルールを話し合って決めておこうと心に決めた出来事でした。 イラスト/はたこ著者:山田佐奈
2024年05月19日結婚してすぐに第一子を授かりました。ですが、子宮外妊娠で子どもはあきらめなければならず、私自身も大量出血をして危ない状態でした。友人からのメールに返信できていなかったので、落ち着いてから連絡したのですが……。 友人からのLINEを見て涙がとまらず…体調が回復してから、たまっていたLINEを返信。友人には返事が遅れた事情を話しました。 そのなかの友人のひとりから「楽しそうな人生だな笑」と返事が。当時は仕事上の人間関係、結婚に妊娠といろいろな出来事が重なっていたので、面白おかしくそう言ったのだと思います。 私の方は命の危険もあり、子どもはあきらめなくてはならず……とても辛い状況でした。そんな時に冗談であっても「楽しそう」と言われ、悲しくて悲しくて涙がとまりませんでした。こういうときは軽率に発言してはいけないと学び、気をつけたいと思っています。 ◇ ◇ ◇ 悪気のない言葉であっても傷つくことはありますよね。相手がどのような思いかを察するのは難しいですが、思いやりのある声かけを心がけたいですね。 イラスト/森田家著者:高杉かんな
2024年05月19日第1子の妊娠を職場で報告した私。出産予定日を伝えると、予期せぬショックな反応が返ってきたのです……。 ショックな言葉職場に妊娠を報告し、聞かれた出産予定日を4月1日だと答えた私。すると、「3月生まれだと、クラスの中で小さくてかわいそう」「4月1日までは上の学年に入ってしまうから、4月2日以降に出産できるといいね」と言われてしまったのです……。職場に限らず、出産予定日を伝えるとたいていこのような反応が返ってきます。 私は特に男性から言われるのが苦痛でたまりませんでした。妊娠週数が進むにつれて、このおなかの大きさで過ごすつらさや、出産に対する不安も知らないくせに……と思いながらも、その場は笑顔で「そうですね~」と取り繕うしかありませんでした。 そんな私も3月生まれ。実母に「私も3月生まれで小さかったりして大変だった?」と尋ねました。すると、母は「特に苦労はしなかったわよ!」と笑い飛ばしてくれたのです。私をここまで育てた母が言うのだから間違いはないだろうと、私もやっとほっとすることができました。 仲の良い義姉にも相談したところ、「生まれてくるタイミングを決めるのは赤ちゃん自身だからね」と励ましてくれました。母や義姉の言葉で、赤ちゃんを迎える心構えができた私。今は、周囲の言葉はなるべく気にしないようにして、生まれてくる赤ちゃんを楽しみに迎えようと思っています。 イラスト/きりぷち著者:かとうぬくこ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月18日